昔のサントリーのウィスキー、ブランデーのＣＭは素晴らしかったですね。
子供ながらに「大人っていいな」
そんな大人の時間 夜９時以降になると頻繁に流れていました。
後にジャズベースの巨人「ロン・カーター」が出演して
ジャズファン以外でも彼の名前を覚えたり、
「マンハッタン・トランスファー」も好きでした。
山下達郎さんが曲をプレゼントしてプロデュースもした
黒人アカペラコーラスグループ「１４カラットソウル」の
「サントリー ホワイト」のＣＭも懐かしいです。
「ウルトラヴォックス」「カルチャー・クラブ」の曲も使用されましたし
「デュラン・デュラン」は♪プリーズ・テル・ミー・ナウ♪で
ＣＭにも出演していましたね。豪華ですね。
Cheryl Ladd
本日の主役『シェリル・ラッド』
その昔、放映され、日本でも絶大な人気を誇った
「チャーリーズ・エンジェル」のクリス・マンローを演じた
アメリカの女優さんです。
その彼女が、１９７２年「Love Will Keep Us Together」で
グラミー賞を受賞した夫婦デュオ『キャプテン&テニール』が
プロ―デュースを担当して、キャピトルレコードから発売された
アルバムがこれです。
何と言っても「テイク・ア・チャンス」を引っ提げで
サントリーの「V.S.O.P & V.S.O Deluxe」のＣＭにしばらく出演していました。
森山周一郎さんが語る「ブランデー 水で割ったらアメリカン」の
キャッチコピーも秀逸でした。
私も少ない小遣いを貯めて、このアルバムを買いに行きました。
彼女 演技も上手ですが、歌も『オリビア・ニュートンジョン』を
彷彿させる美声で上手です。
この頃のサントリーのＣＭはどれも他の酒造・ビールメーカーより
抜きんでていましたね。
宝酒造が対抗して「宝焼酎 純」に『シーナ・イーストン』を
起用したのも懐かしい思い出。
その時のＬＰは当時好きだった『永井陽子』ちゃん貸して
べたべた指紋をレコードに付けて返してきたのであげちゃいました。
ビールの販売量では毎年最下位でしたが、ＣＭ作りに置いて
日本のＣＭの歴史の一役を担っていたのは誰もが認める所です。
そんなサントリーとも大変縁が深い『山口瞳』さんの
亡くなる少し前のエッセーが文庫になりました。
サントリー｛当時は『寿屋』｝社員時代から作家に転向し
代表作の「居酒屋兆治」が高倉健主演で映画になり
その時の撮影裏話には大いに共感です。
その他、社会に出た男の酒の愉しみ方 生き方
礼儀作法 粋な男の粋な流儀 大いに見習いたいものであります。
音が非常に悪いですが、彼女の歌声は聴く価値十分です。